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2017年12月21日

子どもの学費をまかなうための奨学金、教育ローン以外の選択肢

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大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

普段は個人投資家として活動しつつ、「日本人の金融リテラシーを向上させる」ことを使命として投資教育メディア『ファイナンシャルラボ』を運営しております。山口県下関市出身。

「子どもの学費が今のままではまかなえない・・・」そんな時にまず思いつくのが貯金、もしくは奨学金や教育ローンの利用です。

しかし、本当なら学費のために生活水準を下げたくない、子どもに債務を背負わせることなく進学させてあげたい、それが本心だと思います。

もし子どもが進学する前段階で「今のままでは大学の学費が足りない」という可能性があるのであれば、今から学費を少しでもまかなえるような資金形成をする方法なないのでしょうか?

本記事では、貯金や奨学金、教育ローン以外で、学費をまかなえる賢い資金準備の方法をご紹介いたします。

貯金、奨学金、教育ローン以外で学費をまかなえる方法とは?

貯金や奨学金、教育ローン以外で学費をまかなうためには、収入を増やすか、今ある資産を増やす必要があります。

収入を増やす方法として人気なのが転売やポイントサイト、株式投資やFX、アフィリエイトなどの副業です。

しかし、副業はアルバイトではなく、事業そのものです。会社に勤めながら会社を立ち上げるようなものです。そのため副業を行うためには、会社以外にまとまった労働時間が必要になってきます。

また2〜3ヶ月の無償労働も覚悟しておかなければなりません。

以上の理由から「資産を増やしたい」という金銭目的のために行うのはおすすめしません。

むしろ、子どもがまだ幼かったり、義務教育中だったりで、学費が必要な時期までに時間があるのであれば、毎月少しずつでもお金を積み立てて、利率で増やしたり、貯金の一部を分散投資に回するなど、リスクが低くかつ、長期目線でお金を安定的に増やしていける資産運用がおすすめです。

資産運用であれば、副業と違い、労働時間をかけることなく、着実に資産を増やしていくことができます。

では、具体的にどのような資産運用が学費対策としておすすめなのかをご紹介いたします。

学資保険

学資保険は、学費の確保を目的とした積立式の保険です。毎月定額を積み立てていくことで、満期には、これまで支払った金額よりもより多くの額が支払われるという仕組みです。

例えば子どもが生まれてから18歳になるまで、毎月10,000円を毎月支払ったとします。すると、支払い総額は次のようになります。

支払い総額:10,000(円)×(12ヶ月×18年)=216万円

これが18年後、学費が必要な年になると、115%(248万円)など多くなって帰ってくるため、より多くの学費をまかなうことができます。

また、ドル建ての学資保険も中にはあり、それは120%(259万2,000円)など円建ての場合よりもより多く帰ってくるのが特徴です。

このように、生まれた時から積立を少しずつしながら資産を運用し、低リスクで将来に向けて増やしていけるという点で学資保険はおすすめです。

一方で、低リスクであるが故に、換金性が低いということや、保険会社の倒産の可能性も少なからずあるというデメリットもあります。

次表に、学資保険のメリットとデメリットをまとめました。

メリット
  • 金利が高い
  • 少額で長期間の貯蓄が可能
  • 税金の控除が受けられる
  • 各リスクに備えて万が一の保証もある
  • 保険としての役割も持っている
  • 決まったタイミングで受け取れる
  • 親に万が一のことがあった場合の教育準備資金にもなる。
デメリット
  • 長期の資産運用の割には利益が少ない(換金性が悪い)
  • 保証をつけすぎると換金性がさらに悪くなる
  • 途中解約すると元本割れの可能性がある
  • 保険会社が倒産してしまうリスクがある

保険としての役割を持っており、満期には貯金をするよりも大きな額が得られるという点から学資保険に加入する方は年々増加してきています。

NTTコムサーチが平成25年に10歳未満の子どもがいる人1000人に対して行なった「学資保険に関する調査結果」によれば、全体の57.2%の人が学資保険に加入しているという結果でした。

特に20代の加入率は63.4%となっており、若いほど加入率が高くなるという傾向が見られました。

また、学資保険に加入したきっかけとして、全加入者の84.1%の人が「必要性を感じたので」と回答。学費に対する備えの必要性を多くの方が感じられているということがこの調査から読み取れます。

【※参考元:NTTコムサーチ「学資保険に関する調査結果」

分散投資

「学資保険よりも、もっと効率よくお金を増やしていきたい」という方におすすめなのが分散投資です。

分散投資とは、その名の通り、様々な所に少しずつ分散して投資することで、リスクを低くし、より多くのリターンを目指すことができる投資方法です。

例えば、大手有名企業の株は中小企業やベンチャー企業に比べて変動が少ない銘柄として知られています。

そのため1年という短期間で投資する場合には、あまり利益が見込めないのが特徴です。

しかし、3〜5年単位で見れば、ほとんど右肩上がりで上がっていることが多いのです。

証券会社のトレーダーのように1年以内に利益確定をする必要がないため、学費を考えての長期間の資産運用を考えた時には、そういった変動が少なく、右肩上がりで着実に上がり続ける大手有名企業の株への分散投資が資産運用には向いていると言えます。

子どもが生まれてから、15〜18年間という長期間で分散投資をし続ければ、200%や300%の利益を堅実に得ることが可能になります。

長期目線での資産形成も選択肢として考えてみよう

定期的な預貯金でまかなうことも不可能ではありません。

しかし、多くの学費を貯めようとすればするほど生活を切り詰めていくことになります。

いくらかかるか分からない学費のために自分たちの生活水準を下げ続けていくのにも限界があると思います。

個人のトレーダーのように毎日値動きを見て何回も取引して短期間で大きな利益をあげるやり方ではなく、低リスクで得られる小さな利益を長期間積み重ねていく学資保険や、分散投資などで資産を運用し、学費が必要な時期までに資産形成を目指していくのが懸命です。