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2018年3月17日

【資産運用のプロが解説】なぜ今自分でも資産運用をしなければならないのか?

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大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

普段は個人投資家として活動しつつ、「日本人の金融リテラシーを向上させる」ことを使命として投資教育メディア『ファイナンシャルラボ』を運営しております。山口県下関市出身。

個人としても資産運用が必要な時代だと言われていますが、まだそこまで国民一人ひとりの生活には大きな影響が及んでいないことから、「大丈夫だろう。いざ影響が及んだ時に考えればいいじゃないか」と考えている方は多いのではないでしょうか。

しかし、今現在もうすでにみなさんの生活にも徐々に影響が出てきています。例えば一番記憶に新しいのが消費税の増税です。

たった3%の増税ですが「増税前に!」という事で日本中が駆け込み需要に湧きました。この増税の目的は社会保障料の財源を確保するためです。

このように徐々に日本の少子高齢化とインフレがすすむことで、私たちの生活はより圧迫されていくことが予想されます。

本記事では、今後一体日本経済がどのように変化して行き、またそれが具体的に私たちの生活に直接どう影響してくるのか?また、そういった影響にうろたえることなくしっかりと生活するためには何が必要なのかについて詳しく解説していきます。

今後日本経済はインフレに進んでいく

2013年に日本銀行が今後のインフレ目標を2%と定めた事は記憶に新しいと思います。

その目標に向けて、マイナス金利を導入し、金融機関が積極的に融資をするように促したり、政府は着々とその目標に向けて政策を進めています。

インフレ目標2%と聞いても自分の生活にどのように影響を及ぼすのか、イメージがつきにくいと思います。

簡単に言えば、円の価値が2%下がる、言い換えれば物価が2%上昇するという影響があります。つまり、今後インフレ目標に向けて政策が進んで行けばいくほど、貯金額の価値は2%ほど下がってしまうという事です。

具体的に数字で考えて見るとわかり易いと思います。

例えば、100万円を貯金していたとしましょう。

インフレが進み、仮に1年後に2%のインフレ目標を達成したとすれば、1年前に100万円の価値があったものが98万円の価値に目減りしてしまうという事です。

また、政府としては基本的にインフレ気味になっている方が景気がよく見えるため、海外からの積極投資を促す事ができます。

そのため、今後日本は政府の政策が進むにつれ徐々にインフレが進んでいくと予想されます。

すると、それに伴い徐々に日本円の価値は下がり、貯金をほおっておくとそれだけで目減りしていってしまいます。

極端な事を言えば、今現在は老後までに3,000万円程度の貯蓄があれば比較的裕福に老後を過ごせると言われていますが、今後インフレにより円の価値が減り、物価が上昇していくことを想定すれば、老後にはその貯蓄額以上の金額がなければ比較的裕福に生活をすることができないという事になりかねません。

このように、実は日本がインフレが進む事によって、見かけ上は景気がよくなりますが、冷静に捉えるとそういう影響を私たちにもたらしてしまいます。

今後の社会保険料の増加と消費税増税

次の図は、2016年度の社会保険料による収入額と、社会保障費の給付費の推移を表したグラフです。

このグラフをの右側の内訳を見て見ると、社会保険料の収入額が66.3兆円なのに対し、年金としての給付金が56.7兆円となっています。

今現在まだこの社会保険料の中で年金の給付金額が賄えていますが、今後少子高齢化により社会保険料の収入減少と、年金給付額の増加によってまかないきれなくなることが予想されています。

消費税増税でどれくらい支出は増えるのか?またどういう対策をとるべき?_001

【画像引用元:財務省「日本の財政を考える」

そのため、政府は毎年年金の給付に使われなかった社会保険料を積み立て、運用することによって将来の年金給付に備えるといった取り組みを行なっています。

しかし、着実に運用実績はあがってはいるものの、日本国債券のような低リスク低リターンのものに全体の資金の35%が投入されていることから、このままでは、とても来たる2030年や2040年の年金給付金の増加をまかない切れるないことが予想できます。

そのため2030年には大幅な個人の社会保険料の増加や、消費税の増税などが行われると予想されています。

先ほどご紹介したインフレにより円の価値が徐々に下がり、物価が上がり、そしてさらに今後こういった社会保険料の増加、消費税の増税が予定されているとすると、今現在の水準の生活を維持して行くためには、自分自身で資産を増やす努力が必要不可欠になってきます。

以前麻生財務大臣が、個人としても資産運用を行うことが大切であると述べたことがありますが、その言葉にはこういった来たるべき未来に備えよという意味も含まれていたのかもしれません。

資産運用が必要不可欠な時代に入ってきている

これまで説明してきたように、日本で今後インフレが進むにつれて、少子高齢化が進むにつれて、貯金しているだけではどんどんその価値が目減りしていくのをただ耐えるしかなくなってきてしまします。

そうならないためにも、まだインフレ政策がそこまで進んでいない今のうちから少しずつ資産運用を行い、将来に向けて準備をしていく事が大切です。

もはや、日本はすべて国に任せておけばちゃんと生活ができるという国ではなくなってきてしまいました。

今後国に任せきりにしてしまうと、そういったしわ寄せによって自分の人生がコントロールされてしまいかねません。

そのためにも、まずはこのファイナンシャルラボにて、少しずつ資産運用の勉強を始めて行きましょう。