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2018年3月7日

借金地獄への入り口!リボ払いを利用してはいけない3つのリスク

借金地獄への入り口!リボ払いを利用してはいけない3つのリスク
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大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

普段は個人投資家として活動しつつ、「日本人の金融リテラシーを向上させる」ことを使命として投資教育メディア『ファイナンシャルラボ』を運営しております。山口県下関市出身。

ショッピングをはじめ様々な支払いを行う上で持っておくと便利なのがクレジットカードです。

現金を持っていなくても支払いができたり、インターネットでの買い物や契約などもカード番号などを入力することでスムーズにできるため、普段から活用している方は多いと思います。

しかし、便利だからとついつい使いすぎてしまい、クレジットカード引き落とし日に多額の一括請求がきてしまう事もよくあると思います。

今月に多額の一括支払いが難しいという場合に、便利なのが、リボ払い(ならし払い)という支払い方法です。

クレジットの請求金額が月々一定額にならされて引き落とされるリボ払いは支払い方としては非常に便利ですが、実は別名「借金地獄への入り口」と言われるほどリスクを秘めた支払い方法なのです。

本記事では、そんなリボ払いの基本的な仕組みから、便利さの裏に隠れたリスクなどについて詳しく解説していきます。

リボ払いの基本的な仕組みとは?

そもそも、クレジットカードで簡単に選択できるリボ払いとは、正式には「リボルビング払い」と言い、毎月の使用額によらずに毎月設定した一定額をクレジット会社に支払うという支払い方です。

クレジットカード会社によって同じリボ払いでも設定できる金額や、リボ払いにできるタイミングなど細かい要件が異なります。

通常一括払いの場合は、月々の支払い額が使用状況によって変動しますが、リボ払いの場合には、支払額が一定になり、計画的に支払いができるというメリットがあります。

例えば、Aさんが1月に10万円分の買い物をクレジットカードで行なったとすれば、2月の支払い日に10万円が登録している銀行口座から自動的に引き落とされます。

一方で、リボ払いの場合には、Aさんが設定した金額で毎月支払いが行われます。

支払い設定金額についてはクレジットカード会社によって要件が違いますが、例えば毎月3万円と設定すれば、2月に3万円、3月に3万円と一定額が引き落とされていきます。

これがリボ払いの基本的な支払いの仕組みです。

知っておくべき!リボ払いを利用してはいけない3つのリスク

確かに「今月ちょっと使いすぎてしまった・・・」という場合や、計画的に一定額で返済し続けたいという場合には便利ですが、実はリボ払いは「借金地獄への入り口」と言われるほどのリスクを秘めているのです。

主にリボ払いのリスクとしては次の3つが考えられます。

【リボ払いのリスク1】金利がとにかく高い

リボ払いの一番のリスクは金利の高さです。

通常一括払いの場合には、使った額以外のの請求がくることはありません。

しかし、リボ払いは金利が発生するため、毎月の支払い額の中で金利分と手数料を支払わなければなりません。

つまり、10万円使って、毎月3万円のリボ払いにしたからいって、毎月残債が3万円ずつ減っていく訳ではないのです。

毎月3万円から金利返済分と手数料を差し引いた金額が10万円から毎月減っていくという事になります。

リボ払いの金利はだいたい15%程度と非常に高く設定されていることがほとんどです。

今現在法律(※利息制限法)では次のような利率を超えて利率を設定することを禁じていますが、その上限の数字を見てもリボ払いの利率15%は非常に高い利率であると言えます。

表1、利息制限法における上限利率

借金合計金額 上限利率
10万円未満 年利20%
10万円以上100万円未満 年利18%
100万円以上 年利15%

例えば残債が100万円あった場合には、利率が15%の場合、年間15万円が利率分として上乗せされるという事です。

毎月3万円に支払い額を設定しているとすれば、次のようにその3万円の中でこの年間の利率分を月で割った金額と手数料が毎月支払われているという事になります。

3万円(毎月の支払い設定額)ー1万2,500円(利率)ー手数料=残債から引かれる金額

そのため、一向に100万円の残債は減っていきません。

近年破産の原因として注目されている奨学金の利率は高くても2〜3%程度なので、それと比べるとリボ払いの利率がいかに高いかイメージしやすいと思います。

【リボ払いのリスク2】残債が分かりづらく、返済計画が立てづらい

リボ払いは、前項でご紹介した通り、毎月の支払い額の中で金利分と手数料を支払っていかなければなりません。

それに毎月のクレジットカード使用量分がその度に加算されるため、計算が複雑で、毎月いくら支払わなければならないのか、あとどれくらい支払いが続くのかが非常に分かりづらいというリスクがあります。

特に1ヶ月毎にリボ払いを設定した場合や、一部の支払いをリボ払いに設定する場合など、リボ払いの使い方によってはさらに計算が複雑になり、返済計画が立てづらくなります。

返済計画を自身で把握せずにクレジットカードを毎月使い続けると、毎月ちゃんと支払っているはずなのに、全然支払いが終わらない・・・という借金地獄に陥るきっかけになってしまいます。

また、分かりづらいだけではなく、近年は毎月紙で明細が送られてくるタイプではなく、インターネットで閲覧するタイプのWeb明細が主流となっていますので、自分自身で意識的に確認しようと思わない限り確認できないというのも一つのリスクと言えるでしょう。

【リボ払いのリスク3】借金総額が膨れ上がってしまいやすい仕組み

リボ払いは一時的な利用であれば問題ありませんが、利用が長期化するにつれて借金総額が膨れ上がってしまいやすい仕組みになっています。

どれだけ普通の支払い方法と比べてリボ払いが借金総額が膨れ上がってしまいやすい仕組みなのかを分かりやすく解説するために、12月時点で残債24万円、毎月5万円分クレジットカードを利用すると仮定して、一括払いの場合、分割払い(12回払いとします)の場合、リボ払い(年利15%・支払い額3万円・手数料なし)の場合で、1年間の支払い状況をシミュレーションしてみましょう。

表2、支払いシミュレーション比較(一括払い・分割払い・リボ払い)

一括払い 分割払い リボ払い
1月 29万円(12月時点での残債24万円+12月分の新規利用5万円) 7万円(分割払い2万円+12月分の新規利用5万円) 3万円(リボ払い2万6,375円+利息3,625円)
2月 5万円 7万円 3万円(リボ払い2万6080円+利息3,920円)
3月 5万円 7万円 3万円(リボ払い2万5781円+利息4,219円)
4月 5万円 7万円 3万円(リボ払い2万5478円+利息4522円)
5月 5万円 7万円 3万円(リボ払い2万5171円+利息4829円)
6月 5万円 7万円 3万円(リボ払い2万4861円+利息5139円)
7月 5万円 7万円 3万円(リボ払い2万4547円+利息5453円)
8月 5万円 7万円 3万円(リボ払い2万4229円+利息5771円)
9月 5万円 7万円 3万円(リボ払い2万3907円+利息6093円)
10月 5万円 7万円 3万円(リボ払い2万3580円+利息6420円)
11月 5万円 7万円 3万円(リボ払い2万3250円+利息6750円)
12月 5万円 7万円 3万円(リボ払い2万2916円+利息7084円)
残債 5万円 7万円 59万3,826円

このように、リボ払いにしたまま、毎月設定金額以上の買い物をし続けていると残債は上表のように徐々に膨れ上がり、気づいたころには金額が大きくなっていってしまいます。

リボ払いは継続して使い続けると徐々に借金額が膨らんでしまいやすい仕組みなのです。

リボ払いを利用するなら一定期間だけに止めよう

本記事で紹介した通り、リボ払いは確かに支払い方法としては便利かもしれませんが、きちんと返済計画を持って支払いを行なっていかないと、知らぬ間に借金額が膨れ上がっていってしまいます。

きちんと毎月の返済計画を定めて、自分の収支を管理し、計画的にお金を支払って行く場合には問題ありませんが、お金の管理があまり日頃からできていない人はリボ払いを使うことはおすすめしません。

気づいた時には借金額が大きくなり、また支払う利息分も増え、毎月返済に苦しむ借金地獄に陥ってしまい、最悪の場合には債務整理を行なったりするというケースが非常に多くなっているのです。

もしリボ払いを利用するにしても使い続けるのではなく、支払える時には大きな額を支払う、または本当に支払いがきつい数ヶ月だけ一定期間だけに利用をとどめるなど、利用には細心の注意を払うようにしましょう。