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2018年3月17日

投資家だけが知っている!お金の増やし方

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大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

普段は個人投資家として活動しつつ、「日本人の金融リテラシーを向上させる」ことを使命として投資教育メディア『ファイナンシャルラボ』を運営しております。山口県下関市出身。

みなさんはなぜお金に価値があるのかを考えたことがありますか?

毎日のようにテレビで「円安」「円高」などが報道され、日々お金の価値は変わっています。

一体なぜこのように価値が変化するのか疑問に感じたことはありませんか。

実は資産運用を行なっていく上で、一番大切なのがお金の仕組みについて知ることなのです。

こういった仕組みを知らずにただ目の前の「資産の増減」に目がいってしまうからこそ、判断ミスをしたり、チャンスを掴めないという方が多く、資産運用がギャンブルのように思えてしまうのです。

例えば今話題の仮想通貨はなぜあれほどの価値を持っているのか、などはお金の仕組みをしっかりと知っていれば理解することができます。

近年仮想通貨はその信用自体が問われていますが、この仕組みをしっかりと理解している方はすでに近い将来銀行がなくなるという事を理解し準備を始めています。

お金の仕組みを知るという事は、実はそれ自体が資産運用にとってのリスクヘッジとなるのです。

本記事ではそんな学校では教えてくれない、お金の仕組みや、資産運用でなぜお金が増えるのかを分かりやすく解説していきます。

お金にはなぜ価値があるのか?

そもそもお金にはなぜ価値があるのでしょうか?

それを知るためには、まずお金がどのように生まれたのかについて知っておく必要があります。

当初人と人はお互いが価値を認めるモノ同士で物々交換をしていました。

しかし、お互いが価値を認めるモノでなければ物々交換はなりたちません。

例えば野菜農家のAさんとお米農家のBさんがいたとしましょう。

AさんはBさんの持っているお米が欲しいと思っていますが、Bさんが野菜ではなく魚が欲しいと思っている場合には交換が成り立ちません。

Aさんは野菜を一度Bさんの欲しい魚に変えて、交換しにいかなければお米を手に入れることができなくなります。

これでは手間がかかって面倒だと、全ての人が共通に価値を認めるものを交換に使おうと誕生したのがお金です。

このように、お金にはそれ自体に価値があるわけではなく、お互いがその価値を認めるからこそお金に価値が生まれたという訳なのです。

お金誕生の歴史から見るお金の正体

今ではお金は銀行に預けて管理するものだというのが常識ですが、そもそもなぜ銀行は誕生したのでしょうか?

お金というが概念が誕生した当初は、今のような硬貨や紙幣などはもちろんありませんから、貝などをお金として取引が行われていました。

しかし、貝は自然にあるものである上にどこでも無限にあるものであることからそれ自体に価値がありません。

そこで貝に代わって交換に使われるようになったのが、数に限りがありそれ自体に価値のある金です。

しかし、多くの金を自分の家で管理しようとすると、盗まれたりしてしまうリスクが出てきます。

また、持ち運びも不便です。

そこで生まれたのが金を自由に預け、管理してもらえる金庫の存在です。

これが元で銀行は誕生しました。

当然金を預けただけでは誰がどれだけ金を預けたのか、また自分自身もどれだけ預けたのかが分かりません。

そこで金をどれだけ預けたのかという事を証明する紙が金庫より発行されます。

その証明書を持っていけば金と交換できるという事から、人々は金自体ではなくその証明書同士で取引を行うようになります。

この証明書こそが、今私たちが使っているような円やドル、ユーロなどのお金の正体です。

銀行誕生の歴史から見るお金の機能

取引が証明書(お金)のみで行われるようになると証明書を金に交換する人も少なくなり、金庫の人々は「金の量にかかわらず証明書を発行しても問題ない」という事に気づきます。

全員が一斉に金に交換しにくるという事態が起きない限り、問題にならないからです。

そこで金庫の人々は金の有無に関わらず証明書を発行し、人に貸し付け、その利息で儲けるようになります。

そのうち金は重要性を失い、金庫は金を保管する場所から証明書を保管管理する場所、証明書を貸し付ける場所、証明書を発行する場所という機能に変わってきます。

これが今の銀行の原型です。

また、私たちが預けた(銀行に貸し出した)お金の一部を銀行は他の人に貸し出して運用します。

そうなんです。

預金と言われている行為は、いわゆる私たちが銀行にお金を貸し出しているという事なのです。

その利息として一定の割合で多くお金を返してくれる、それが預金の金利です。

また、銀行からお金を借りた人はそれを元手に事業を大きくしたり、さらに人に貸したりする事で増やしていきます。

例えば、AさんがB銀行に100万円を預金したとすれば、AさんにはB金庫に100万円を貸したという貸付け証明書が残ります。

この役割をするのが通帳です。

先ほどの金を交換した証明書に価値が見出されたのがお金の始まりであることを考えれば、100万円を貸し付けたというこの通帳にも100万円分の価値があると言えます。

また、Aさんからお金を借りたB銀行は法定準備金(※いざという時に損失の補填にするためのお金、仮に1%とする)を差し引いた残りの99万円を他の誰かに貸し付けることができます。

B銀行が法定準備金を差し引いた99万円をC銀行に貸し付けたとすれば、B銀行にはC銀行に99万円を貸し付けたという証明書が残ります。

これにも99万円分の価値があるはずです。

同じようにC銀行も法定準備金を差し引いた98万1,000円を他の誰かに貸し付けることができます。

仮にD銀行に貸し付けたとすれば、そこには98万1,000円の証明書が残ります。

このように、お金の貸し出しを繰り返していけば、私たちの100万円の預金からおよそ1億円の価値を市場に生み出すことができます。

この事から、お金は貸す事で自分の知らないうちにぐるぐると色々なところをめぐり、増えていく機能を持っているという事が分かると思います。

これをお金の信用創造機能と呼びます。

増えた結果、それが配当金やキャピタルゲインとなって私たちの元に戻ってくるという訳なのです。

つまりは「お金は貸すことで自分の知らないうちに色々なところを巡り増えて戻ってくる」というお金の信用創造機能を活かす行為こそが資産運用なのです。

お金の仕組みと信用創造機能を知ってそれを活かすお金の使い方を!

いかがでしたか?

このお金の信用創造機能を知っていれば、資産運用でなぜお金が増えるのか?

また、お金の貸し借りこそが、私たちの経済をよくする行為であるという資産運用の目に見えない役割が見えてくると思います。

お金を増やすには、まずお金を知る事が大切です。

お金を知ると、お金の信用創造機能をうまく支えている銀行のように金利を自分でとっていくようなお金の使い方をする事自体がいかにお金を増やす上で重要かが見えてきます。