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2018年6月11日

株式投資をやるなら知っておきたい!日本の株式市場の種類

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大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

普段は個人投資家として活動しつつ、「日本人の金融リテラシーを向上させる」ことを使命として投資教育メディア『ファイナンシャルラボ』を運営しております。山口県下関市出身。

これから株式投資を始める人は、株式取引については詳しくても、意外と株式市場については知らない人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな株式市場の種類について詳しく解説していきます。

株式市場とは?

株式市場とは、株式を発行する「発行市場」と売買取引を行う「流通市場」の総称です。

一般的に流通市場のことを株式市場と呼んでいます。

日本の株式市場は4種類

日本の株式市場には、「東京証券取引所」「名古屋証券取引所」「福岡証券取引所」「札幌証券取引所」の4種類の取引所があります。

それぞれの取引所によって上場している会社の種類などが大きく違っていますので、それらについて詳しく解説していきます。

東京証券取引所

東京証券取引所(通称:東証)は、日本を代表する取引市場の一つであり、主に大企業が上場しています。

東京証券取引所は、日本で最も大規模な証券取引所であり、「東証1部」「東証2部」「マザーズ」「ジャスダック」「上場投資信託」「不動産投資信託」の6つから成り立っています。

東証1部

東証1部は日本で最も権威のある株式市場です。

東証1部に上場している企業は「一部上場企業」と呼ばれます。

東証1部に上場するには、日本の株式市場で一番厳しい審査基準を満たす必要があります。

そのため、一般的に世間から大きな信用が得ることができます。

東証1部には誰でも一度は聞いたことがある有名な大企業が上場しています。

例えば、トヨタ、任天堂、三菱UFJ、ソフトバンクG、三井住友、ソニーなどです。

東証1部は世間一般的に知られる企業になるかどうか、企業にとって1つの登龍門となる株式市場と言えます。

東証2部

東証1部に誰もが知る大企業が上場しているのに対して、東証2部には中堅企業が多く上場しています。

上場する際の審査基準は東証1部よりも緩いと言われています。

一般的には、東証1部に上場するためのステップと考えられているようです。

上場している企業としては、例えば、東芝、リミックスポイント、フライトHD、アライドテレシスHD、ヨネックスなどが上場しています。

マザーズ

マザーズ(Mothers=Market of the high-growth and emerging stocks)は、主にベンチャー企業が上場している株式市場です。

1999年(平成11年)11月に東京証券取引所で開設され、1部上場に比べて上場規制が緩和された市場です。

そのかわり、決算情報を四半期ごとに開示する義務があり、情報公開の基準が厳しくなっています。

マザーズに上場している企業は、将来的に大企業になる可能性の高いベンチャー企業がほとんどだと言われています。

例えば、アークン、メタップス、DMP、ALBERT、そーせいグループ、ミクシィ、AppBankなどが上場しています。

ジャスダック(JASDAQ)

ジャスダック(JASDAQ)は、マザーズ同様に中小・中堅企業・ベンチャー企業を中心とした新興企業向けの市場です。

将来性のある成長企業が多く集まっている市場となっています。

当初、ジャスダックは日本初の新興企業向けの店頭市場として誕生しました。

その後、2004年には店頭市場から株式会社ジャスダック証券取引所となりますが、大阪証券取引所に吸収合併される形で解散しています。

また、2010年には、大阪証券取引所の新興市場であったヘラクレス、NEO、旧JASDAQの3市場が統合され、新JASDAQとなりました。

そのため、マザーズを大きく上回る市場規模となっています。

更に、2013年には、大阪証券取引所の現物市場を東証が運営するようになっています。

ジャスダックの上場には、一定の事業規模と実績がある程度要求される「スタンダード市場」と、将来性を重視している「グロース市場」があります。

ジャスダックの「スタンダード」に上場している企業には、エン・ジャパン、岡藤HD、ハーモニック・ドライブ・システムズ、ユニバーサルエンターテインメント、日本マクドナルドHDなどがあります。

一方、「グロース」に上場している企業には、SAMURAI&J PARTNERS、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング、ラクオリア創薬などがあります。

上場投資信託(ETF)

上場投資信託(ETF)とは投資信託の一種です。

通常投資信託は証券会社を通じて取引をするため、株式のように自由に売買をすることができませんでした。

そこで、投資信託を企業のように上場させ、株と同様に取引ができるようにしたものが上場投資信託(ETF)です。

ETFは、日経平均株価やTOPIXの動向に合わせて、変動する仕組みになっています。

不動産投資信託(J-REIT)

不動産投資信託(J-REIT)とは、上場型の投資信託です。

ETF同様、投資信託の一つですが、ETFに比べると、不動産関連の投資信託のみの投資対象に限定されます。

J-REITがオフィスや商業施設、マンションなど、多数の不動産を投資家達から資金を募って購入し、運用することで得た賃貸収入や売買益を投資家に分配するという仕組みの商品です。

名古屋証券取引所

名古屋証券取引所は、中京地区の取引市場であり、中部地区にある大企業、中堅企業、ベンチャー企業向けの市場です。

取引市場としては市場第一部、市場第二部、新興市場向け市場となるセントレックスがあります。

通称「名証」の略称で呼ばれています。

市場第一部には、主に実績のある大企業が上場しています。

一方、市場第二部には、中堅企業が多く上場しています。

また、セントレックスには、主に成長が期待されている新興企業が上場しています。

名古屋証券取引所に上場している企業は、市場第一部では、愛知電機、中部鋼鈑、市場第二部では、東洋電機、丸順、セントレックスでは、OKWAVE(オウケイウェイヴ)、ガイアックス、バルクHDなどがあります。

福岡証券取引所

福岡証券取引所は、九州地方にある唯一の証券取引市場であり、主に福岡や九州にある企業が上場しています。

福岡証券取引所の株式市場は、本則市場(一般市場)と新興市場となるQ-Board市場があります。

本則市場に上場している企業には、マルタイ、昭和鉄工、大石産業、Q-Board市場には、メディアファイブ、Lib Workなどがあります。

札幌証券取引所

札幌証券取引所は、北海道地方にある証券取引市場であり、地元である北海道の企業が中心に上場しています。

取引市場としては、一般市場と新興市場(アンビシャス)があります。

規模は小さいながら、本則市場と新興企業向け市場アンビシャスがあります。

本則市場には、北海道中央バス、日糧製パン、アンビシャス市場には、日本テクノ・ラボ、RIZAPグループなどが上場しています。

地方の証券取引所は、上場している企業は少なく、東証の1/10以下と言われています。

それぞれの株式市場の特性だけでも知っておこう!

今回は日本の株式市場について詳しく紹介していきましたが、それぞれ上場市場によって審査基準や上場している企業は様々です。

特に東証一部や東証二部に上場している企業はほとんどが大手ばかりです。

成長が期待される企業の多くはマザーズやジャスダック、地方市場などに上場していることがほとんどなので、東証一部、二部だけではなくそちらもチェックしてみると良いでしょう。