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2018年7月3日

どうやって始めればいいの?積立投資の始め方

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大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

普段は個人投資家として活動しつつ、「日本人の金融リテラシーを向上させる」ことを使命として投資教育メディア『ファイナンシャルラボ』を運営しております。山口県下関市出身。

消費税増税や、年金給付年齢引き上げ、早期退職、社会保障制度の崩壊の可能性、老後までに3,000万円以上の貯蓄が年金以外に必要など、将来に対する不安要素は非常に多く存在します。

そんな中資産運用を今のうちから行い、老後の資産形成の準備を始めている方、もしくは始めようとしている方は多いと思います。

会社員や公務員のように資産運用に使える自己資金が少ないけれども、毎月安定した給料がもらえるという人にとっておすすめの投資手法こそが、積立投資です。

今回はそんな積立投資の具体的な始め方について分かりやすく解説いたします。

そもそも積立投資とは?

積立投資とは、毎月決められた金額を金融商品などに変え、少しずつ利益を積み上げていく投資方法です。

毎月3,000円程度の少額から始められ、かつ投資手法の中でもリスクが少ないドルコスト平均法という投資方法を自動的に行うことができるため、他の投資に比べて失敗が少ない投資方法としても知られています。

「毎月3,000円だと老後の資産形成なんて無理なんじゃないの?」と感じる方もいらっしゃると思いますが、積立投資の力をバカにしてはいけません。

月々たった3,000円から投資を始めても30年後には200万円近くに増え、もし少しずつ投資額を増やしていけば、将来的には投資による複利効果で約1,600万円の資産を築くことも可能

【引用元:ZAi ONLINE「月3,000円からの積立投資でも30年後に大きく育つ!ファイナンシャルプランナー・横山光昭さんが少額の積み立て投資の始め方&儲け方を徹底指南!」より】

確かに月3,000円をずっと続けていてもあまり資産は大きくは増えません。

しかし、会社員や公務員の給料は次第に上がっていくものです。

それに合わせて例えば毎月1,000円ずつ増額していったり、毎月が無理でも昇給を期に少し増額したりしていくことで、資産運用の複利効果というものが出てきます。

複利効果とは、資産運用で得られた利益を元本に上乗せして投資を行うことで、年々利益額が増えていくというものです。

例えば、毎月3,000円で月利3%の資産運用をしていたとすれば、1ヶ月目は3,000円の元本に対して90円の利益がつきます。

通常であれば、2ヶ月目は3,000円元本が追加されて6,000円が元本になるはずですが、1ヶ月目の利益がそのまま上乗せされるため、6,090円が元本になります。

そして3ヶ月目はこの6,090円に対して3%の利益が発生する訳です。

このようにどんどん毎月の利益が元本に上乗せされていくので、時間が経つにつれて、それは徐々に大きくなっていきます。

これが複利効果です。

そのため投資金額を月々3,000円から始めたとしても、給料や貯金など余裕を見ながら元本を増やしていくことでさらに複利効果を高めることができ、30年後、40年後より大きな資産を築くことができるというメリットがあります。

まさに会社員や公務員など安定した給料をもらっているからこそできる「時間を味方につけた投資方法」こそが積立投資なのです。

積立投資の始め方5ステップ

積立投資の始め方自体は次の5ステップで簡単に始められます。

  • ステップ1:投資する商品を決める
  • ステップ2:資産運用プランを立て、ポートフォリオを組む
  • ステップ3:積立投資を行うファンドを選ぶ
  • ステップ4:積立を行うファンドをどこで買うかを選ぶ
  • ステップ5:ファンドを購入する
  • ステップ6:運用状況をチェックする

しかし、「積立投資」もいくらリスクが低いからと言ってもれっきとした投資手法の1つです。

失敗することもあります。

しかし「どうせなら失敗したくない」というのが心情だと思います。

そこで、積立投資を成功させる上で抑えておくべき大切なポイントを5ステップの中で詳しく解説していきます。

ステップ1:投資する商品を決める

積立投資を始める際はまず、投資する商品を決める必要があります。

例えば、証券会社の投資信託であったり、純金であったり、株式であったり、最近では仮想通貨の積立投資なんて事もできます。

会社などに制度として持株会などがあれば、月々1,000円程度から自社株を購入していくことができるのでその制度を活用しても良いでしょう。

まずは投資商品を決めるところから始めていきます。

ここでは一般的な投資信託に投資する場合で解説を進めていきます。

投資信託とは、投資家から資金をあつめてひとまとめにして、ファンドマネージャーが株や債権などに投資を行いその運用益を投資家に分配するという金融商品の事です。

積立投資を行うファンドの選び方のポイント

積立投資を行えるファンドはたくさんあります。

ファンドを選ぶポイントは、「リスク許容度」です。

つまりどれだけリスクを許容できるか?どれだけ資産が減ることを許せるか?という基準で選ぶと良いと思います。

ここで決してやってはいけないのが、利回りの大きさや、分配金の大きさに踊らされないことです。

積立投資と言えども投資なので、しっかりとリスクを考慮してやっていく必要があります。

具体的には10〜15%程度の資産減少が許せるという「リスク許容度」のファンドを選ぶのが一般的です。

それ以上のリスク許容度のものは価格変動が大きく、それだけ多く儲かる可能性もありますが20%、30%下がる可能性もあるという事を忘れてはいけません。

積立投資はいかに「成功するか?」ではなく、いかに「失敗せずに時間をかけて利益を積み上げていけるか?」が大切な投資です。

ステップ2:資産運用プランを立て、ポートフォリオを組む

投資信託の場合、まず最初に老後にどれぐらいの資産が必要なのか?何歳までにいくらのお金が必要か?という具体的な資産運用プランを立てます。

次に、リスク分散のために日本株式、外国株式、外国債権、日本債権など多くの投資先に資金をどれくらい配分するか、ポートフォリオと呼ばれるものを決めます。

その際に気をつけなければならないのが、利回りの高さに踊らされない事です。

例えば外国債権や外国株式は国内よりも不安定なため、利率が高くなります。

そういった利率の高いものに多く多く配分してしまうと、非常に危険です。

競馬で例えるなら、大穴の数百倍の不人気馬に大事な資金を投じてしまうようなものです。

それはもはや投資というよりは投機(ギャンブル)です。

積立投資はたとえ利率が小さくても、いかに堅実的に利益を毎月確実に積み上げていくかが大事なので、そこを読み間違えないようにしましょう。

積立投資のポートフォリオの考え方

積立投資のポートフォリオはバランス型など様々なタイプがあります。

例えば、比較的安定的な投資対象である国内債権や国内株式を50%程度、少しリスクの大きな外国債権と外国株式を50%程度、のポートフォリオは典型的なバランス型になります。

またこのようなポートフォリオは自分がどのように投資で利益を得ていきたいか、年齢などによっても変わってきます。

例えば20代であれば、まだまだやり直しがいくらでもきく年なので少し外国債権や外国株式などの割合を増やしても良いと思います。

また30〜40代など家庭をもつようになってくると失敗があまり許されなくなってくるので少し国内株式や国内債権の割合を増やしていきます。

50〜60代はもうそろそろ資産形成が終了なのでできるだけ失敗しないような、損をしないようなポートフォリオを組んでいきます。

このように、ポートフォリオを定期的に変えながら、リスク調整していきながら積立投資を行なっていくのが一般的です。

ステップ3:積立を行うファンドをどこで買うかを選ぶ

ファンドは主に銀行など金融機関、証券会社などで取り扱っています。

購入場所が違っても中身は同じなので、どこで買っても良いのですが、証券会社によって取り扱う投資信託(ファンド)の本数が違います。

またノーロードと言って取引手数料がかからない形式のものもあったりしますので、自分が投資をしたいファンドを取り扱っており、かつ低いコスト、ちょうど良いリスクで運用が可能な証券会社を選びましょう。

選べたら、証券会社の窓口にて、もしくは証券会社のHPにて口座の開設手続き(お申し込み書記入→本人確認書類アップ→開設完了)を行います。

だいたい口座の開設には1週間程度かかります。

ステップ4:ファンドを購入する

口座が開設できたらいよいよファンドを購入し運用をスタートしていきます。

購入方法としては次のような様々な購入方法がありますので、目論見書(商品の注意事項や投資における重要なポイントが記載された資料です、投資対象や方針、手数料、リスクなどについて書かれた資料です)をしっかりと読んでおきましょう。

  • 金額買付:購入金額を指定して購入できる
  • 口数買付:口数を指定して購入できる
  • 積立買付:毎月積み立てて購入できる

今回は積立投資をやりたいので、「積立買付」を選んでファンドを購入していきます。

これは運用とは関係ありませんが、口座開設できると株式チャートなど無料で投資に活用できるツールが使えますので、こういったのも積極的に使って慣れておくと良いでしょう。

ステップ5:運用状況をチェックする

毎日でなくても良いですが、定期的に運用状況をチェックしていきます。

運用状況をチェックしながら、ポートフォリオなどを定期的に変えていき、利益を地道に積み上げていきましょう。

積立投資は時間を味方につけた投資!

やはりいざ投資しようとすると、「少しでも楽に儲けたい」と思ってしまうのが人間の常です。

利率の大きいファンドだったり、ポートフォリオをちょっとした出来心で選んでしまいがちです。

しかし、積立投資は時間を味方につけた投資であり、「早く大きく儲けることが目的ではなく、20年後、30年後の大きな資産形成が目的である」という事を忘れてはいけません。

大きく儲けたいのであれば、積立投資ではなく他の投資方法を選択した方が効率的です。

今後積立投資を始めようという方は、ぜひ「積立投資は時間を味方につけた投資」ということだけでも覚えておいてください。