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2018年7月3日

新しい話題投資手法!ソーシャルレンディングとは一体どんな投資方法なの?

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大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

普段は個人投資家として活動しつつ、「日本人の金融リテラシーを向上させる」ことを使命として投資教育メディア『ファイナンシャルラボ』を運営しております。山口県下関市出身。

今現在ソーシャルレンディングという新しい投資手法が話題となっています。

欧米で始まり、中国、そして日本では2013年に始まったばかりの新しい投資ですが、その市場規模は一気に拡大しています。

2014年の国内ソーシャルレンディング市場規模は143億円でしたが、2017年には1,581億円をとなっています。

今回は、サラリーマンや公務員などの新たな資産運用先としても注目されているソーシャルレンディングとは一体どんな投資手法なのか、分かりやすく解説いたします。

ソーシャルレンディングとは?

ソーシャルレンディングとは、一口に言えば「法人融資」です。

私たち個人がソーシャルレンディング事業者を介して中小企業にお金を融資し、取り決められた利率分の分配金を利益として受け取れるという比較的シンプルな投資手法です

通常企業への融資は数百万〜数千万と、とても一個人では出せるような金額ではありませんが、ソーシャルレンディング事業者が、私たち個人から小口の資金を集め、集めたお金を企業に融資するという形でこの投資が成り立っています。

中小企業としては、金融機関などに変わる新しい資金調達元となるので、投資家からも、また企業側からも注目されている投資手法なのです。

クラウドファンディングとの違い

まずクラウドファンディングとは、インターネット上で「実現させたアイデアや企画を持つ起案者」と、それを応援したい出資者を繋げる仕組みの総称を言います。

ソーシャルレンディングも資金を調達したい企業と、出資をしてお金を増やしたい出資者を繋げる仕組みのことです。

つまり、ソーシャルレンディングはクラウドファンディングの1種です。

クラウドファンディングには融資型(出資をして見返りとして分配金を貰う形式)、購入型(出資する見返りとして物が贈られてくる形式)、寄付型(出資する見返りとしてお礼状や名前掲載などになる形式)など様々な形がありますが、ソーシャルレンディングは融資型クラウドファンディングの一種になります。

ソーシャルレンディングのメリット

ソーシャルレンディングのメリットは、次の5つです。

  • 利回りが他の投資に比べて良い。
  • 知識や経験をあまり必要としない。
  • 少額(1万円〜)から投資が可能。
  • 運用が短期なので、始めやすい。
  • 一切手間がかからない。

どれもサラリーマンや公務員にとってメリットとなる事ばかりです。

特に利回りは、平均が年間8%程度であり、年間10%を超える案件も珍しくありません。

利回り8%とは、100万円を投資したとすれば、1年間で平均的な利回りで8万円も増えるという事です。

例えば、大手メガバンクに預金をした時の年間の利回りは0.001%です。

100万円投資したとしても、1年間で10円しか増えません。

利率が良いと言われるネット銀行の定期預金でも一番高い銀行で年間利回りが0.25%程度で
100万円投資しても、1年間で2,500円しか増えません。

それに比べるといかにソーシャルレンディングの利回りが高いかどうかが分かると思います。

ソーシャルレンディングのその他のメリットなどについては、次の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

>>「本当に稼げるの?ソーシャルレンディング投資を始める5つのメリット」

ソーシャルレンディングのデメリットとリスク

一方で、ソーシャルレンディングも投資です。

当然リスクは存在します。

ソーシャルレンディングのデメリットとリスクは次の8つです。

  • 元本保証がされていないので貸し倒れリスクがある
  • 取引手数料がかかる
  • 途中解約ができない
  • 運用開始までのラグがある
  • 早期償還リスク
  • ソーシャルレンディング事業者の倒産
  • 融資先のデューデリジェンスができない
  • なかなかいい案件が取れない

まだ2013年に始まったばかりの比較的新しい投資手法であるため、ソーシャルレンディングの投資としての信頼性は決して高くありません。

また、法律の整備も追いついていない状態です。

まだ幸いにも1件も貸し倒れ案件や、ソーシャルレンディング事業者の倒産は起きていませんが、行政処分を受け営業停止状態になってしまったり、最近ではソーシャルレンディングを日本で始めた最大手「maneoマーケット」のグリーンインフラレンディング事業が不適切運用の疑いで調査されていたり、近い事はすでに起きています。

今後どのようになっていくのかがまだ不安定な投資手法なので、利回りが高く、まだ貸し倒れが1件も起こっていないからと言って、全額をソーシャルレンディングにつっこんでしまうなどは非常にリスキーです。

こういった先進的な投資手法については「いかに成功するか?」ではなく、「いかに失敗しないか」という姿勢で最大限のリスクヘッジをして臨むべきです。

その他、ソーシャルレンディングのデメリットについては次の記事で詳しく解説していますので、次の記事も合わせてご覧ください。

>>「注意すべきソーシャルレンディングのデメリットとリスクとは?」

ソーシャルレンディングのよくある失敗事例

ソーシャルレンディングでは、まだ貸し倒れと事業者の倒産などが1度も起こっていないため、失敗事例はあまり多くありませんが、今後失敗事例となりうる失敗リスクは次の5つです。

  • 失敗リスク1:事業者選びをおろそかにした
  • 失敗リスク2:中途解約できないことを知らなかった
  • 失敗リスク3:利回りだけで案件を選んでしまった
  • 失敗リスク4:一つの案件に集中して投資してしまった
  • 失敗リスク5:担保を信用しすぎてしまった

今現在実際に失敗事例として起きてしまっているものであり、気をつけなければならないのが失敗リスク2の「中途解約できないことを知らなかった」というものです。

実はソーシャルレンディングでは、一度融資をしてしまうと、運用期間中は一切途中解約ができません。

株式投資などであれば、100万円を投資して、半年後にお金が無いから途中で換金したいと思えば証券取引所を介して株式を売却すれば現金が戻ってきます。

しかし、ソーシャルレンディングはそれが基本的にできません。

そのため、ソーシャルレンディングには本当に必要なお金ではなく「無くなっても生活が困らない余剰資金」でやる必要があります。

この点だけ注意しておきましょう。

よくある失敗リスクについてもっと詳しく知りたい方は、次の記事に詳しく解説してありますので、合わせてご覧ください。

>>「覚えておきたい!ソーシャルレンディングで今後起こりうる5つの失敗リスク」

ソーシャルレンディングで成功するコツ

ソーシャルレンディングで成功するコツは、ズバリ「失敗しない」ことです。

何度もご紹介しましたが、今現在ソーシャルレンディングで貸し倒れや事業者の倒産などは起きていません。

しかし、今後いつ起きるかは誰にも予想ができないので、「起こり得るもの」として考えておく必要があります。

こういった比較的新しい投資に全ての資金を投入するのは非常にリスキーです。

様子を見ながら、他の投資などと合わせてリスク分散しながら行なっていくのがソーシャルレンディングで成功するコツと言えます。

ソーシャルレンディングに税金はどれくらいかかるの?

また、ソーシャルレンディングは新しい投資なため、まだ税金などの法律がきちんと整備されていません。

しかし、ソーシャルレンディングの分配金は利益になるので、きちんと確定申告をして、税金を納めなければなりません。

ソーシャルレンディングの利益は「雑所得」という収入の種類の分類されます。

これはFXや先物取引、仮想通貨投資、アフィリエイト、広告収入などと同じ収入の区分です。

雑所得は、普通の給料所得と合算して、次の式のような課税所得を計算します。

課税所得=給与所得+雑所得

この課税所得に当てはまる最小5%〜最大45%という税率から控除額を引いた税金を納めることになります。

税額=課税所得×税率-控除額

【引用元:国税庁「平成27年分所得税の税額表」

例えば、給料所得が年間600万円で、ソーシャルレンディングの分配金の収益が年間50万円だったとすれば、税額は次のように計算できます。

課税所得=600万円+50万円=650万円

税額=650×20%-42万7,500円=87万2,500円

また、サラリーマンや公務員のように本業がある方は、確定申告や税金の支払いで会社にバレるのでは?と不安に思うかもしれませんが、その辺りや税金についてさらに詳しく解説しておりますので、税金が不安に思われる方は次の記事も合わせてご覧ください。

>>「ソーシャルレンディングにかかる税金の種類とは?税率や節税のコツも紹介」

ソーシャルレンディングの具体的な始め方

ソーシャルレンディングの始め方はいたって簡単です。

証券会社で取引するような感じで、次の1〜5ようなプロセスで簡単に始めることができます。

ソーシャルレンディング会社を選ぶ 口座開設申し込み 本人確認書類の提出 審査 口座開設完了、入金して案件に投資をする 今後は株式投資の投資先の決算資料をしっかりと確認したりするのと同じように、1のソーシャルレンディング会社を選ぶ前に、きちんとその会社の案件に投資して良いのかどうかをしっかり自分できちんとチェックしていくことが大切になってきます。

簡単に始められるからと安易に高い利率の案件に資金を突っ込んでしまうのはよくありません。

分散投資の一つとして、今は一種の冒険のような感じで自分の生活に影響が及ばない少額で運用しておくのがベストだと思います。

>>「まずは事業者選びから!ソーシャルレンディングの具体的な始め方」

ソーシャルレンディングの事業者10選

ソーシャルレンディングは、2013年に「maneoマーケット」が日本で開始した事業です。 maneoを皮切りに続々と新しいソーシャルレンディング業者が誕生しています。

2014年にはまだ6社だったソーシャルレンディング業者も20社に増え、2017年、2018年とさらに増えてきています。

そのため、今後ソーシャルレンディングを始めるのであれば、いかに貸し倒れや倒産をしない事業者を選ぶかがより大切になってくると思います。

次の記事ではそんな事業者選びの参考になるように、日本の代表的なソーシャルレンディング事業者の徹底比較を行なっています。

これからソーシャルレンディグを始めてみようかな、という方はぜひこちらの記事もご覧ください。

>>「どの業者がいいの?国内のソーシャルレンディング業者10社を徹底比較」

賢く活用すれば、良い利益に!

ソーシャルレンディングは、新しく、まだ法整備も完璧ではない投資です。

しかし、利回りが高かったり、少額で短期で運用できたりとメリットはたくさんあります。

それをメインの投資とするのはおすすめしませんが、あくまで分散投資の1つとして、少額からソーシャルレンディングという新しい投資手法を始めてみるのも良いと思います。

賢く利用すれば良い利益になるので、ぜひこの手法をみなさんの将来の資産形成に最大限活かしていきましょう。