広告枠
    FinancialLabTOP > 資産運用について学ぶ > 金投資 > 金はいつ保有すべき?金投資を行うベストなタイミングとは?
2018年3月17日

金はいつ保有すべき?金投資を行うベストなタイミングとは?

The following two tabs change content below.
大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

普段は個人投資家として活動しつつ、「日本人の金融リテラシーを向上させる」ことを使命として投資教育メディア『ファイナンシャルラボ』を運営しております。山口県下関市出身。

投資において大切なのが、投資を行うタイミングです。

投資を行うタイミングが悪ければ損をしてしまい、逆に良ければ利益をあげられます。

そういった意味でも投資をいつ行うべきかを考えることは大切です。

ここでは金の価格が一体どのような時に上昇・下落するのか、また、金投資は資産運用の一貫としてどれくらいの資産がある時に行うべきなのか、金投資を行うベストなタイミングについて解説していきます。

金を保有しておいた方が良いタイミングとは?

株式や債券、通貨などが攻めの資産と呼ばれているのに対し、金は守りの資産と呼ばれているほど、資産を守る事に優れています。

なぜなら、株式や債券、通貨などはその発行元である会社や国などの信用によって価値が作られているため、破綻してしまえば紙切れ同然になってしまいますが、金は例えそういった事が起きても価値がなくなりません。

金の価値は全世界共通だからです。

これは極端な話ですが、日本が財政破綻して日本円の価値が全くなくなってしまった時にも、金の価値は崩れません。

円は日本が破綻してしまえば、なかなかドルやユーロなど他の通貨に変える事はできませんし、たとえ変える事ができたとしてもその頃には1ドル=100円程度の相場から1ドル=10,000円などハイパーインフレが起きている可能性も考えられます。

一方で、保有している金をドルや、ユーロなど他の通貨に変える事はできます。

こういった事から金は別名「有事の金」とも呼ばれ、自分の資産を守るための投資として非常に優秀です。

また、税金対策としても金は有効です。

このように、もし万が一日本や銀行に何かがあった時の備えとして保有するのが、本来の金投資のあり方であり、株式や通貨、債券のように金利がないため「儲けよう」と思って行うのはおすすめできません。

有事が起きた際、起きる前触れが起きた際に他の資産を金に変えても遅いので、貯金のように有事に備えて、コツコツと積み上げていくのが金投資のベストな使い方であり、保有するタイミングと言えます。

金の価値はどのタイミングで変動するの?

いくら金が守りの資産であり、長期保有が前提だとしても、保有する以上は、どういったタイミングで金が価格が上昇するのか、下降するのか、その傾向を知っておいた方が良いと言えます。

なぜなら、こういったタイミングを知らない初心者が安易に金投資に取り組んでしまうと、「金の価格が下がっている!早く売らないと損だ・・・」と判断を焦ってしまい、本当に損をしてしまう可能性があるためです。

基本的な金の価格変動の考え方は次の通りです。

  • 金がたくさん買われる=金価格が上昇する
  • 金がたくさん売られる=金価格が下降する

金は長期保有が前提ですが、この金がたくさん買われる・売られるタイミングがいつなのかは最低限把握しておいた方が良いと言えます。

また、金の価格変動タイミングを予想する上で注目すべきは、アメリカの経済政策です。

金の価格は世界基準の国際価格によって決まっています。

国際価格は米ドル建てで決められるため、アメリカの経済政策に大きく影響されます。

国内の情勢も重要ではありますが、金についてはアメリカの経済動向や為替相場(円高か円安か)にも注目しておく必要があります。

  • 円高=国内の金価格が下がる
  • 円安=国内の金価格が上がる

金の価格が上昇するタイミング

一般的に「有事の金」と呼ばれているぐらいですから、金は経済危機や戦争状態など国の有事の際に価格が高騰します。

「通貨の価値が下がる可能性がある!なんとか、今のうちに金にして資産を守ろう」という心理が働き、金がたくさん買われるようになるため金の価格が高騰するという訳です。

例えば金が歴史的に見て最高値を叩き出したタイミングは1980年1月と2011年9月と言われています。(※インフレ率を考慮し、現在の価格に換算した場合)

1980年1月はイラン革命や、ペルー米国大使館占拠、オイルショックなど世界情勢が不安定だった時期です。

その中でソ連がアフガニスタンに侵攻し始めたため、金を購入する人の数が一気に増え、金価格は一気に高騰しました。

また、2011年9月には、リーマンショック後の不景気により、アメリカが経済政策の一環として2013年まで低金利政策が続くことを発表したため、金の価格が一気に高騰しました。

このように、国の金利が下がった時や、何か有事が起きた時、金の価格は上昇する傾向があります。

金の価格が下降するタイミング

金価格金の価格が下降するタイミングは、上昇するタイミングとは逆です。

好景気で、経済が安定しており、金利が上がった時に金は多く売られ、金の価格は下降します。

また、金価格は次の表を見ていただくとわかる通り、長期的に見て上昇しています。

今後も金価格は上昇していく事が予想されていますので、どうせならばこの長期的な価格上昇の中でも金の価値が下がったタイミングで買っておきたいものです。

金には金利がなく、買った時の価格と、売った時の価格差でしか利益は産みません。

そのため、金利が上がった場合には、金を多く保有する投資家や中央銀行、鉱山会社が金を手放すタイミングです。

なぜなら、金を保有するよりも預金や株式など攻めの投資をした方がより多くの利益をあげやすいためです。

結果として多くの金が売られるため、金の価値は下降するという訳なのです。

金は一定の割合で定期購入し積み立てるのがおすすめ

金の価格は上昇と下降を繰り返しながらも長期的に価格が上昇しています。

これから金投資を行なう場合にはもちろん金が安い時に買い、金が高い時に売る方が良いと言えますが、そもそも金投資は利益を目的に行う投資ではありません。

長期保有を前提として、有事や経済危機に備えて資産をより価値が減りにくいものに変えるという捉え方の方が金投資の本来の活用方法です。

有事や経済危機が報道されてから、金を買おうと思ってもすでに購入価格が高騰している場合が多いので、そういった時に備えて貯金のようにコツコツと積み立てるというやり方で行うのがおすすめです。

また、短期的に金を売ってしまっては場合によって損をしてしまう可能性もあります。

そのため、長期的に見て金を売る必要がない状況、つまりはある程度守るべき資産を持ってから始めた方が良い投資と言えます。

これから資産運用をはじめようという人はまだ資産形成ができていない方が多いと思います。

そういった方は率先して金を保有する必要はありません。

まずは資産形成を行なってから、その一部を金に変換して強固なものにするというプロセスをたどるべきです。

もしどうしても行いたいという場合には、毎月の収入の10%程度を目安に金を保有していくというやり方でコツコツ積み上げていく事をおすすめします。