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2018年2月6日

覚えておきたい!FXの基本的な3つの注文方法のメリット・デメリット

覚えておきたい!FXの基本的な3つの注文方法のメリット・デメリット
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大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

普段は個人投資家として活動しつつ、「日本人の金融リテラシーを向上させる」ことを使命として投資教育メディア『ファイナンシャルラボ』を運営しております。山口県下関市出身。

FXの取引は「買って売る」、または「売って買う」を行って始めて成立します。

例えば「円が100円の時に買って、110円に相場が上がった時に売る」「円が100円の時に売って、90円に相場が下がった時に買う」といった様に、売買によって利益を得るのがFXです。

つまり、1回の取引で通貨を「買う」と「売る」を行う「注文」をそれぞれ行う必要があるということです。

単に「注文」と言っても、FX取引には、さまざまな注文方法が用意されています。

FX取引を行うのであれば、最低限この注文方法について知っておく必要があります。

本記事では、FX取引に必要不可欠な注文方法の種類と特徴、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

FXの基本的な3つの注文方法

FXには次のような3つの注文方法が存在します。

  • 指値(さしね)注文
  • 逆指値(ぎゃくさしね)注文
  • 成行(なりゆき)注文

この3つの注文方法を駆使して、いかに利益を積み重ね、かつ損失を最小限に抑えるかがFXで稼ぐために大切なポイントです。

では、それぞれどのような注文方法なのかについて詳しく解説していきます。

指値注文(さしねちゅうもん)

「指値注文」とは、その名の通り売値、買値を指定して注文する方法です。

現在の相場よりも「安い値段で外貨を買いたい、また高い値段で外貨売りたい」「高い値段で外貨を売りたい、また安い値段で外貨を買いたい」場合に使われる注文方法です。

「安く外貨を買って、高く売る」「高く外貨を売って、安く買う」ことはFXで利益をあげる鉄則です。

例えば、今現在が1ドル100円で、順調に円高が進んでいるとしましょう。

この場合、円高がさらに進み1ドルを99円で買うことができれば、相場が円安に転じた時に利益が出やすくなります。

なぜなら、相場が円安に転じて、1ドル100円に戻るだけで、1ドル1円の利益が出るためです。

つまり、今現在1ドル100円の所、この先1ドル99円に下がったら買おうと思った場合に、「ある一定期間内に1ドル99円になったら購入する」と額と期間を指定して買い注文をします。

これが指値注文です。

期間は当日から無期限まで自由に選ぶことが可能です。

もし仮に期間内に指定した額にならなかった場合には、注文は不成立となります。

メリット デメリット
  • 売値、買値の指定ができる
  • 期間を指定する必要があり「今すぐ買いたい」「今すぐ売りたい」という時には使えない。
  • 指定した売値、買値にならなければ取引が成立しない。

逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)

「逆指値注文」とは、指値注文と同じように売値、買値を指定して注文する方法です。

「指値注文」とは逆に、「相場よりも高い値段で買いたい、また安い値段で売りたい」「相場よりも安い値段で売りたい、また高い値段で買いたい」場合に使われる注文方法です。

今現在の相場よりも高い値段で買う、安い値段で売るということは、それだけ損をしやすくなるということです。そのため、指値注文と違い、逆指値注文は「損切り」の場合と、トレンドに沿った「買い・売り注文」の場合に使われます。

メリット デメリット
  • 損切りを確実に行うことができ、損失幅を減らすことができる
  • 相場トレンドに沿った取引ができる
  • 期間を指定する必要があり「今すぐ買いたい」「今すぐ売りたい」という時には使えない。
  • 指定した売値、買値にならなければ取引が成立しない。
  • 相場トレンドが外れた場合には損失が発生してしまう。

逆指値注文で「損切り」

例えば、このまま円安が進むと読んで、1ドルを100円で買ったはいいが、予想に反して1ドル99円、98円と円高に転じてしまった場合、損失を増やさないために「一定期間に1ドルが97円90銭になった時に売る」と相場よりも安く売ることでそれ以上の損失を無くすことができます。

このように、「損切り」のために逆指値注文はよく使われストップオーダーとも呼ばれます。

トレンドに沿った逆指値注文で利益を獲得

例えば、今現在1ドル100円で、順調に円安が進んで来ているとします。

自分の中で「このまま円安が1ドル101円まで進めば、しばらくは円安が進むトレンドが続くだろう」と予想出来る場合、「一定期間に1ドルが101円になった時に買う」と相場よりも高く買うことがあります。

その後、予想通り円安のトレンドが進み結果的に1ドルが102円になった時にドルを売れば利益が発生します。 このように、「ある一定の値まで円安、または円高が進めば、その後しばらくはトレンドが続くだろう」と予想できる場合の強気な「買い・売り注文」の場合にも逆指値注文は使われます。

成行注文(なりゆきちゅうもん)

「成行注文」とは、今現在の価格で買いたい場合、売りたい場合に使われる注文方法です。

例えば、1ドルを100円20銭で買い、その後順調に1ドル100円30銭、100円40銭と円安が進み、101円になったとします。101円の段階で売却ができれば80銭の利益を得ることができます。

このように「101円の今売りたい」と言う時に売り注文を出すのが「成行注文」です。

しかし、相場は常に動いています。

そのため、相場が101円になった段階で「成行注文」で売り注文を出したとしても、101円で売却できるかは分かりません。

「成行注文」で注意したいのは注文と、売却成立(約定)までに若干のタイムラグが生じてしまうことです。

101円の時点で「成行注文」で売り注文を出したが、その後急に円高になり、売却成立(約定)時点で1ドル100円まで相場が動いてしまった場合は1ドル101円の時点で売り注文をしたにもかかわらず1ドル100円で売却されてしまいます。

この場合20銭の損が発生してしまいます。

成行注文はその場で確実に取引を成立させたい時に有効な注文方法であり、相場が急変した際など損失を最小限に留めたい時すぐに「買い注文」「売り注文」ができるというメリットがある反面、注文した時の相場と、取引成立した時の相場のギャップで利益幅が減ったり、損をしてしまう可能性があります。

そのため、成行注文をする際には、注文時点よりも少し先の相場も意識して注文を行う必要があります。

メリット デメリット
  • その場の相場で「今すぐ買う」「今すぐ売る」注文ができるため、確実に取引を成立させることができる。
  • 注文時点と、取引成立時点(約定)にタイムラグがある。

3つの注文方法を駆使して利益を最大に、損失を最小限に留める

FXは、基本的にはこの3つの注文によって取引を行っていきます。

それぞれの注文方法によってメリットやデメリット、使われるタイミングが違うため、この3つの注文方法を駆使して、いかに利益を積み重ね、損失を最小限に留める取引ができるかがFXでの取引において大切なポイントです。

注文方法に慣れない内は、まずは「デモ取引」で指値注文、逆指値注文、成行注文を実際に行ってみてから、本番取引を行うようにしましょう。