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2018年2月6日

FXの投資の始め方と手順

FXの投資の始め方と手順
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大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

普段は個人投資家として活動しつつ、「日本人の金融リテラシーを向上させる」ことを使命として投資教育メディア『ファイナンシャルラボ』を運営しております。山口県下関市出身。

FXの取引はすべてインターネット上で行われるため、インターネット上で取引口座を開設すればすぐに取引を始めることができます。

本記事では、FXを始めたいと思った方が実際に口座を開設し、取引をスムーズに開始するまでの具体的な手順と、注意すべきポイントについてご紹介いたします。

FXを始める手順

FXは次の1〜6の手順に沿って行います。

【手順1】投資スタイルの決定

取引期間によってスキャルピング(超短期:数秒〜数分)、デイトレード(短期:数分〜数時間)、スイングトレード(中期:数日〜数週間)、スワップポイント(長期:数週間以上)の中から自分が行う投資スタイルを決めましょう。

【手順2】FX取引環境を整える

インターネット環境と取引を行う環境を整えます。

【手順3】取引業者の選定

数あるFX取引業者の中から自分の条件に合う業者を選びます。

【手順4】FX口座開設

口座開設を申し込み、必要書類(本人確認書類、マイナンバー他)の送付などを行います。FX業者による審査の後、口座開設が完了します。

【手順5】デモ取引でシステムに慣れる

実際に取引を行う前に、取引のやり方や、システムの使い方などをデモンストレーション環境で覚えます。

【手順6】取引開始

証拠金(自己資金)を入金して、実際の取引を開始します。

一般的には、口座開設までに3〜4日ほどかかります。

業者によっては、早ければ口座開設申込の翌日には取引を開始することも可能です。

それぞれ、各手順について詳しく解説していきます。

【手順1】投資スタイルの決定

FXには為替売買を行う期間によって次の4つの投資スタイルに分かれています。

基本的には、株式投資と同様に売買の期間が短くなればなるほど、リスクとリターンが大きくなります。

しかし、FXの場合には、他の投資と違い、各通貨の金利差によって差益を得るスワップポイントなど考慮しなければならない要素が多くなればなるほど、予想することが難しく、ハイリスクハイリターンになるという特徴があります。

投資スタイルの種類 売買の期間 リスク&リターン スワップポイント 難易度 特徴
スキャルピング(超短期) 数秒〜数分 上級者向け 数秒〜数分の取引で小さな利益を積み重ねていく手法。スキャルピングで勝ち続けるのは非常に難しく、レバレッジがかかっているため負けた際の損失も大きい。計算され尽くした取引を行う事が必須。FX業者によっては取引を禁止しているところもある。初心者は絶対に手を出しては行けない投資スタイル。
デイトレード(短期) 数分〜数時間 初心者〜上級者 数分〜数時間の売買によって利益を積み重ねていくFXでは初心者から上級者まで幅広く実践されている投資スタイルです。
スイングトレード(中期) 数日〜数週間 中級者〜上級者 数日〜数週間で為替相場変動とスワップポイントの両方で利益をあげる手法です。スキャルピングやデイトレードよりは値動きの予想がしやすくなるが、あがる利益額も大きい分、失敗した場合の損失額も大きいことや、スワップポイントも考慮しなければならないことから、難易度が比較的高い。考慮する要素が多く、初心者にはあまりおすすめできない投資スタイル。
スワップポイント(長期) 数週間以上 中級者〜上級者 数週間以上の長期保有によって、各通貨の金利差で儲けるのがスワップポイント。相場が急変しない限り、株式投資の配当のように安定して利益をあげることができる。しかし、スワップポイントで得られる利益よりも為替変動によって得られる利益の方が圧倒的に大きいため、スワップポイントであがった利益が為替の急激な変動によって一気になくなる事もよくある。そのため、スワップポイントだけで稼ごうとするのは非常に難易度が高い。

それぞれ特徴がありますが、初心者でスキャルピング(超短期)やスイングトレード(中期)、スワップポイント(長期)のスタイルで投資を行うことは難しいため、まずはデイトレードでFX取引を行い、知識と経験を積んでからスイングトレードなどに手を延ばしていくのが一般的です。

【手順2】FX取引環境を整える

FX取引はすべてインターネット上で行われます。

そのため、口座を開設する前に、まずはインターネット環境など、取引環境を整えていく必要があります。

FXと言えば、次図のように何枚ものディスプレイを並べて取引を行うイメージがありますが、スキャルピングやデイトレードなどを1日中相場を見ながら行うプロトレーダー以外は必要ありません。

実際はパソコン、タブレット、スマートフォンのどれかがあればFX取引は出来てしまいます。

FXトレードの環境

本業以外に副業としてFX取引を行うのであれば、パソコンとスマートフォンがあれば十分です。

おそらく大半の方がデイトレードでFX取引を行います。

デイトレードは数分単位で取引を行うため、リアルタイムでスムーズに相場が表示されるに越したことはありません。

そのためデイトレードを行う場合には、ある程度の通信速度は確保しておく必要があります。

遅すぎると、相場変動にタイムラグが生じ、取引のタイミングを逃してしまうことがあります。

しっかりとFX取引を行っていきたい場合には、次のように、いつどのような相場急変が起こっても迅速に、スムーズに対応できるような取引環境を整えておくと安心安全です。

  1. ノートパソコン・・・スムーズに動くように、外部メモリが4GB以上のものがおすすめ
  2. スマートフォン・・・外での急な市場変動に備えるためパソコンだけではなくスマートフォでも市場を確認できるようにしておこう。お金に余裕があるのであれば通信制限無しのプラン、5GB程度の通信量があれば十分
  3. 自宅に有線のインターネット回線・・・ひかり回線など
  4. ポケットWi-Fi・・・外でも安定して取引が行えるWi-Fi環境

【手順3】取引業者の選定

FXの取引環境が整ったら、次にFX取引を仲介してもらう業者を選定していきます。

FXには株式投資のように取引を一括して行うような所はなく、為替取引は世界中の銀行の間でインターネットを通じて行われています。

そのため、個人投資家がFX取引を行うためには、為替取引を仲介してくれる業者を通して、FX取引を行わなければなりません。

今現在約60以上のFX取引業者が存在します。

大切な資金を預ける業者なので、最低でも安全性や信頼性のある業者を選ぶ必要があります。

具体的に次の基準は満足しておく必要があります。

  1. 信託保全のあるFX取引業者・・・信託保全とは、預けた自己資金を金融機関が保証してくれる制度です。今では法律により義務化されているため、どのFX業者も信託保全が有りますが、一応チェックしておきましょう)
  2. 「必ず稼げます」など過剰な煽りの無い会社・・・過剰なあおりを行っている会社は悪徳業者である可能性があるので注意しましょう。
  3. 一般的な条件よりも遥かに好条件すぎる会社・・・大手FX取引業者と比べて条件が良すぎる場合は悪徳業者である可能性があるので注意が必要です。

大手のFX取引業者であれば安全性や信頼性に特に問題ありませんが、投資スタイルによって有利な条件で取引ができるFX取引業者が異なります。

投資スタイルに合わせて業者を選びましょう。

また、複数の投資スタイルを行う場合には、投資スタイルに合わせて複数業者を使い分けるというのも一つの手です。

一般的にサラリーマンが副業で行うデイトレードであれば、取引の回数の多さから、毎回の取引コストをいかに下げるか、またいかにリスクを少なく取引を行うか、急変した際に素早く対応できるかどうか、が重要になってきます。

そのため、デイトレードを行う場合には、次のような条件が揃った会社を選ぶと良いでしょう。

  • 取引手数料が安い会社・・・手数料が無料の所を選ぶと良いでしょう。
  • スプレッドが狭い会社・・・スプレッドとは、各通貨の買値と売値の差額のことを指します。業者によってこの差額が異なります。スプレッドが「0.3銭」の業者を選ぶと良いでしょう。
  • 【最低取引量】1000通貨・・・最低取引量が少ないほど、少ない資金で低リスクな取引が可能になります。
  • 約定力の高い会社・・・約定力とは、通貨取引が成立する確率のことです。急変した際には通貨取引をしたくても成立しない場合もあります。そのため、約定力のパーセンテージの高い会社を選ぶと良いでしょう。

【手順4】FX口座開設

業者が選定できたら、いよいよFX口座を開設していきます。

FX口座を開設する手順は簡単です。

取引業者によって多少異なりますが、一般的に口座開設は次の①〜④の手順で行っていきます。

①口座開設の申し込み

各業者のHPのFX口座開設の申し込みフォームから申し込みを行います。

②送付された必要書類に記入して返送する

口座開設を申し込むと、記入した住所に口座開設に必要な書類が送付されます。

必要事項を記入し、返送します。

この時書類の指示に従い、本人確認書類やマイナンバーなども返送する必要があります。

③審査

口座開設の審査が取引業者によって行われます。

審査期間は業者によって異なります。

④口座開設完了通知が届く

審査が終わると、口座開設完了通知が業者より届きます。

この通知に口座へのログインIDやパスワードが記載されています。

【手順5】デモ取引

FX口座が開設されれば、証拠金(自己資金)を入金すれば実際に取引ができてしまいます。

しかし、いきなり本番の取引を行うのは危険です。

FX取引の画面は複雑なので、どこを見ていいのか最初は迷ってしまうと思います。

まずは各FX業者が用意しているデモ環境で何度か取引を行い、取引のやり方や、チャートの見方、操作に慣れましょう。

【手順6】取引

デモ取引でFXの取引のやり方やチャートの見方、操作に慣れてきたら、いよいよ証拠金(自己資金)を口座に入金して取引をスタートしましょう。

FX取引業者によって最低どれくらいの証拠金(自己資金)を入金する必要があるのかが変わってきます。

中には「この金額以上の入金がなければ取引ができない」と規程されている業者もあります。

FXを始めるなら、業者選びが特に重要

FXを始める手順の中で特に重要なのが、業者選びです。

自分の投資スタイルに一番有利であり、かつ安全性、信頼性が高い業者を選ぶことが大切です。

そのためには、「FXでどれくらい稼ぎたいのか?」「どれくらいFXに時間を割けるのか?」しっかりと自分のライフスタイルや経済状況にあった投資スタイルを決めておく必要があります。

「ただ稼ぎたいから」と何の計画も無しにFXを始めるのは投資ではなく投機(ギャンブル)です。

FXを始めるのであれば、まずは自分の投資スタイルをざっくりとでも、決めてから始めるようにしましょう。