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2018年2月7日

仮想通貨の種類とそれぞれの特徴・違いをざっくり解説【初心者向け】

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大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

大石武@個人投資家・ファイナンシャルラボ代表

普段は個人投資家として活動しつつ、「日本人の金融リテラシーを向上させる」ことを使命として投資教育メディア『ファイナンシャルラボ』を運営しております。山口県下関市出身。

「3次IT革命」と呼ばれ、その利便性の高さから、利用の拡大と共に投資の対象としても年々、注目度が高まっている仮想通貨。

現在では、1,000以上もの仮想通貨が存在すると言われています。

すべてを覚える必要はありませんが、今回は、その中でも抑えておきたい代表的な仮想通貨の種類について紹介します。

仮想通貨の種類

すでに1,000種類以上も存在する仮想通貨ですが、今後も無数に増えていくことが考えられます。

とはいえ、現在、生まれただけでなく実際に流通しているものは、そのうちの半分程度です。

中でも、時価総額(通貨の値段×流通量)の高い代表的な仮想通貨と言えば、「ビットコイン」「イーサリアム」「リップル」「ビットコインキャッシュ」「ビットコインゴールド」「ライトコイン」「ネム」の名前が挙がることが多いようです。

では、それぞれ一体どのような特徴を持った仮想通貨なのか、詳しく解説していきます。

ビットコイン

世界で初めての仮想通貨として、2009年に誕生したビットコインは、知名度においても、時価総額においても、汎用性にもおいても、他のアルトコインを寄せつけない存在感を放っています。

今ではキングオブ仮想通貨とも言われているほどです。

その最大の特徴は、後続の仮想通貨にも受け継がれている「ブロックチェーン」というシステムです。

「ブロックチェーン」は、中央に取引を管理する台帳を置く代わりに、複数の取引を1ブロックとしてまとめた履歴を時系列に並べて連結させ、改ざんの難しい強固なデータにすることを実現した技術です。

ビットコインのネットワークに属している世界中の人々が、ブロックチェーンのデータをオンライン上で監視し合い、認証し合うことによって、不正や間違いがないかどうかを検証しています。

常にお互いがお互いを監視し合っているため、仮に誰かが不正を働いたり、誰かを攻撃したりするとすぐに特定されてしまいます。

このようにブロックチェーンによる高いセキュリティ性が認められたことから、世の中で仮想通貨への信頼度が上がり、今日の仮想通貨ムーブメントを作り上げたと言っても過言ではありません。

ブロックチェーンについての詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。

イーサリアム

イーサリアムは、ビットコインに次ぐ時価総額第2位を誇る仮想通貨です。

ビットコインと同様にブロックチェーンの技術が使用されていますが、イーサリアムはビットコインにはない「スマートコントラクト」と呼ばれる機能を実現したことが、大きな特徴と言えます。

日本語で「賢い契約」と訳されることもあるスマートコントラクトは、電子情報による契約書のようなものです。

ブロックチェーンに取引の履歴だけでなく、契約の条件までも記録・管理することができます。

スマートコントラクトの仕組みを使えば、ありとあらゆる契約において、仲介業者を必要としません。

そのため手数料が不要となり、送金スピードは格段とが上がることが期待されます。

取引をしたという記録だけを管理するビットコインに比べて、イーサリアムには画期的な技術が備わっていると言ってもいいでしょう。

リップル

仮想通貨の名称として使われることが多いリップルですが、実際には金融商品を決済・送金するためのシステム自体の名称です。

リップルのシステムが目指しているのは、ネットワーク上での低コストで高速な取引を可能にすることです。

例えば日本からアメリカに送金したい場合、日本円を米ドルにいったん両替してから送金することになりますが、両替には金融機関における何重もの手続きが必要になります。

この手続きにかかる手間と時間を、世界共通で使用できる仲介用の通貨を使うことによって簡略化しよう、というのがこのシステムの考え方です。

リップルは、送金時の手続き、両替の手間、銀行に支払う手数料など、今までの国際送金に不可欠だったもの全てを必要としません。

さらに、送金処理にかかる時間がビットコインの10分前後に対して数秒と、格段に速いのが特徴です。

ビットコインキャッシュ

ビットコインキャッシュは、ビットコインのシステムを巡って開発チームに対立が生じた結果、ビットコインから分裂してできた仮想通貨です。

ビットコインはその汎用性の高さが災いし、利用者が増えるにつれて、システムの処理が追いつかずに送金が遅延するという問題を抱えていました。

その解決策として、データを圧縮し、1ブロックに入る取引データの量を増やす方式が考え出されました。

これがセグウィットと呼ばれる方法で、ビットコインはこちらを導入しています。

そして、セグウィットにも問題があると反対した人たちが、ブロックのサイズそのものを大きくする方式を採用して生まれたのが、ビットコインキャッシュです。

こうして分裂はしたものの、認知度はまだ高くなく、本家のビットコインほど普及しているわけではありません。

今のところ、ビットコインキャッシュは、ごく一部の人々だけが支持していると言っていいでしょう。

ビットコインゴールド

2017年11月にリリースされたばかりのビットコインゴールドも、ビットコインから分裂して誕生した仮想通貨です。

その目的は、運用者が取引の記録・承認作業(マイニング)をより平等な条件で行うことだと言われています。

現在、ビットコインのマイニングは専用の機械を使用して行われていますが、この場合、専用の機械を何百台も用意して安い電気代で動かせる大きな組織ほど報酬を得ることができるため、マイニングによる収益が集中するという問題がありました。

それに反発して生まれたビットコインゴールドは、ビットコイン用の機械の使用を禁じ、一般の人でも利用可能なシステムを使ってマイニングができる方式を採用しています。

また、ビットコインキャッシュが生まれるきっかけとなったブロックサイズについては、運用する人が自由に選択することができるようにしたのも、大きな特徴です。

ライトコイン

ライトコインは“第2のビットコイン”として2011年に誕生しました。

基本的な性能やブロックチェーンの技術はビットコインと同様ですが、ビットコインよりも埋蔵量が多く、採掘難易度が軽減されています。

また、ビットコインに比べてブロックの生成時間が短縮されているので、承認に必要な時間がビットコインなら約10分のところを、ライトコインなら2分程度と、かなり短いこともメリットとして挙げられます。

ネム

ネムは「New Economy Movement」、日本語で「新しい経済活動」という理念に則って開発された仮想通貨です。

その最大の特徴は、取引の記録・承認作業(マイニング)の方法にあります。

例えばビットコインの場合、ネットワークに参加していれば誰でもマイニングすることができ、マイニングに成功すると、その報酬として新規発行されたビットコインを獲得することができます。

しかし、ネムでは、通貨の保有量と取引量に応じて報酬が発生します。

つまり、ネムを獲得したかったら、保有するだけでなく実際に取引に使用して、ネムの流通や普及に貢献する必要があるのです。

このシステムは、ビットコインの報酬発生の仕組みであるPOW(Proof of Worl)に対してPOI(Proof of Importance)と呼ばれ、現状のブロックチェーンの技術としてはかなり優れているとして注目されています。

また、報酬が発生する(通貨が発生する)仕組みをビットコインなどではマイニング(発掘)と呼ぶのに対して、ネムではハーベスティング(収穫)と表現しています。

まずは代表的なコインからおさえよう!

仮想通貨は、世界中でどんどん生まれ続けています。

ここまで数が増えてしまうと、とても覚えられるものではありませんし、すべてを覚える必要もありません。

その理由として、1,000種類以上の中には、脆弱性が高く、通貨として使用するには不安要素が大きいものが数多く含まれていることが挙げられるからです。

日本の仮想通貨取引所に上場している仮想通貨なら、金融庁の許可を得ているので安全性が高いと言えますが、その数はわずか十数種類です。

これらの代表的なものを押さえておけば、まずは最低限の基礎知識として十分でしょう。

なお、日本の取引所で取り扱いのある仮想通貨にしても、ビットコイン以外のアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)が支払いに使用できるケースは、かなり少ないのが現状です。

しかし、今現在徐々に利用できる範囲が広がってきています。

また、日本国内でもセキュリティの高さから仮想通貨への価値観が見直され、今後日本で取引できるアルトコインの種類や、利用できる範囲が広がっていくことも十分に推測されます。

知識がないままに仮想通貨を始めるのはおすすめできませんが、来るべき仮想通貨の時代に向けてある程度の仮想通貨への情報リテラシーはしっかりと持っておくようにしておきましょう。